STマイクロパイル工法
STマイクロパイル工法は、グラウト材を加圧注入し、節突起を設け付着性能を向上させた高張力鋼管と合成させ、機動性の良いコンパクトな施工機械設備で、仮設の軽減や都市狭隘地、地下空間、山岳傾斜地等での施工が可能な小口径場所打ち杭です。
岩盤をはじめとして、巨礫層、玉石混じり砂礫層など、地盤条件・施工条件に応じて、パッカー装置を用いてセメントミルクを加圧注入するタイプⅠと、高圧噴射式地盤改良(GTM)併用のタイプⅡが選定でき、自由度の高い設計、施工が可能です。
STマイクロパイル工法の標準的な鋼管諸元
鋼管 | 鋼管の種類 | |
---|---|---|
外径 (mm) |
鋼管肉厚 (mm) |
(標準仕様) |
165.2 | 7.1 | STK540 STKT590* |
216.3 | 12.0 | |
267.4 | 12.0 |
※STKT590;鉄塔用高張力鋼管 (JISG3474)
タイプⅠに用いる標準的な杭諸元
鋼管径 (mm) | 標準的な削孔径 (mm) |
---|---|
165.2 | 185 |
216.3 | 239 |
267.4 | 292 |
タイプⅡの改良体に期待する水平地盤抵抗幅
鋼管径 | 改良体造成径 (mm) | 水平地盤抵抗幅 (mm) |
---|---|---|
216.3 | 600 | 350 |
800 | 450 | |
267.4 | 600 | 450 |
800 | 500 |
※水平地盤抵抗幅は鋼管端部から約20°の範囲に設定
STマイクロパイル工法 タイプⅠ
新技術情報 NETIS登録番号 HR-030012-V
STマイクロパイル工法 タイプⅡ