SR-LG工法 〈可塑性グラウトによる「長距離圧送」背面空洞充填工法〉
■NETIS 登録番号:HK-120037-VR
■NEXCOにおける矢板工法トンネルの背面空洞注入工設計・施工要領に適合した品質規格
■用水路等の小断面トンネルに用いる長距離圧送が出来る非エアー系可塑性グラウト充填工法
フラッシュアッシュ※を細骨材として再利用した非エアー系可塑性グラウト材で、トンネル等の背面空洞充填を行うシステムです。
※フライアッシュ
石炭火力発電所の発電時に発生する
石炭の燃焼により発生した灰の球形粒子状のもの
(高温の燃焼ガス中を浮遊し電気集じん器で収集)
■超長距離の圧送可能(実績:4,000m)
可塑性グラウト材は非エアー系のため、長距離圧送が可能です。
抗外プラントの建設に不適合な立地やアジテータ車が使えない小断面トンネルにも対応できます。
■抗外プラントでの施工可能
主材、可塑化材(液体)を抗外プラントより圧送可能で、主材は長時間単体での硬化をしないため、圧送中のトラブルが少ないです。
■再生資材を利用し環境に優しい
フライアッシュを利用することで、資源の有効利用になります。
長距離圧送ホース
■高品質を確保
矢板工法で建設されたコンクリートの亀裂や隙間からの漏出を抑え、空洞を隅々まで充填し、構造物と一体化することで耐久性を高めます。
高い水中不分離性で、流水中の作業も容易にでき、湧水や溜まり水・流水のある現場に最適な工法です。
■作業環境
抗外にプラント設置することや可塑材が液体であることから、抗内での作業環境での粉じん等の発生が少なくおさえられます。
水中不分離性試験
フライアッシュ・セメント・水にて構成される主材を、配管を介して圧送をし、圧送先端にて可塑化材を添加・混合することにより瞬時に可塑性能を発現させて空洞充填を行います。
■施工概要
- ①現地仮設プラントにてフライアッシュ・セメント・水を加えた主材を作液。
- ②作液した主材をアジテータ車、小断面トンネルの場合は配管により長距離圧送し、トンネル坑内へ運搬。
- ③現場内可塑化材設備より可塑化材を圧送。
- ④坑外より圧送された主材と可塑化材を注入口付近にて混合し、空洞注入を実施する。 SR-LG工法 詳細情報は こちらへ